• 2017.08.03

会計事務所との上手な付き合い方

皆様、こんにちは。

所長の福島です。

 

梅雨も明け、毎日暑い日が続きますが夏バテなさらないようご自愛ください。

 

 

さて今日は、会計事務所との上手な付き合い方をお伝えしたいと思います。

 

会計事務所、税理士というと、皆様はどんなイメージをお持ちになるのでしょうか?

 

一般の会社員の方はあまりご縁がないかもしれませんが、会計、税務の専門家で、会社の決算書や申告書を代理で作成してくれる人、こんな感じでしょうか。

 

中小企業の社長にとっては、まず一番初めに相談できる専門家が税理士、会計事務所の職員ということが多いと思います。

 

会計事務所の所長や職員と社長は、会社のことのみならず経営者個人のお悩みまで、様々な話をしています。

 

その中でも、大きく分けるとお悩み事トップ3は、①売上拡大、集客 ②人材教育、組織作り ③資金繰り、資金調達 になるかと思います。

 

会社の社長さんからは実にいろいろな相談をされます。売上げアップ、資金繰り、金融機関からの借入れ、補助金、節税、事業承継、相続のことなど・・・

 

それ以外にも、会社の資源は「ヒト、モノ、カネ」と言われますが、まさにその順番でお悩みが多いように思います。

 

私たちは「ヒト」に関する専門家ではないので、それに関する問題についてはあくまで聞き役として、一緒に問題の本質を考えてあげて、社長の中にある答えを引き出してあげる、ことくらいまでしか出来ません。

 

一方で、それ以外の「モノ、カネ」については沢山の中小企業を見てきた経験と、色々な経営者とのお付き合いを通して、色々ご提案することが出来ますし、私たちの持つネットワークで他の専門家を紹介したりしています。

 

街のホームドクターと同じように考えて頂いて、会計事務所を上手く利用していただくことが会社の成長、発展につながると思っています。

 

船井総研の船井幸雄氏が経営者の成功する条件を以下のように提唱しています。

①素直(否定せず、こだわりを持たず、ありのままを受け入れる)

②勉強好き(好奇心旺盛、知らないものを知りたいと思う心)

③プラス発想(物事を前向きに捉える)

 

私達がお付き合いしていきたいと思う社長はまさにこういうタイプの社長になります。

 

反対に、業績が伸びない、赤字経営に陥る社長のタイプは、

①会社=自分の意識が強く、公私混同している

②ワンマン社長で、自分の想いを何より優先させる

③短気で頑固

④理より情に流される

⑤日常業務に追われて、計画性がない

⑥どんぶり勘定で、数か月先の資金繰りが見えていない 

⑦何をやるか、何をやらないかの判断が明確ではない  など

 

私たち会計事務所の人間は、社長から様々な相談を受けるわけですが、実際に上記のような社長にも問題解決のお手伝いをさせて頂いています。

 

その時に「数字」は一番客観的で、具体的ですから、これをベースにお話しさせて頂くわけです。

 

不思議と上記のような社長の特徴が数字に表れるんですね。

 

なので私達の仕事は、社長にまずは数字(決算書)を読めるようになって頂く。

 

そして正しい現状分析から、経営課題が把握できるようにお手伝いしています。

 

経営課題が見えたら、数字を経営に使えるようになること(管理会計)、そのためには目標を明確(経営計画)にし、その達成方法を具体化(行動計画)し、達成するための管理の仕組み(PDCA経営サイクル)を作ること、が大事です。

 

その際に普段から会社の数字を見てくれている会計事務所の所長や職員にサポートしてもらうことが、目標に近づく早道であるとお考えください。

 

信頼関係で結ばれ、共にゴールを目指す経営者のパートナーでありたいと思っておりますので、お気軽に何でもご相談ください。

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