従業員の資格取得費用等を負担した場合の取り扱い
2022.06.01
国税の納付がクレジットカードでもできるようになりました
福島会計の中谷です。
みなさん、税金の納付は、どのようにされていますか?
国税の納税の方法には、
・現金納付
・振替納税
・電子納税(ダイレクト納付又はインターネットバンキング等による納付)
・延納、物納(相続税、贈与税)
がありますが、これらに加え、クレジットカードによる納付が
平成29年1月4日よりできるようになりました。
具体的には、「国税クレジットカードお支払サイト」において、
納税する税金の情報、利用するクレジットカードの情報を入力し、納付の手続きを行う、
というものになります。
インターネットによる手続きのみで、税務署の窓口や金融機関に
クレジットカードと納付書を持参しても納付はできないのでご注意下さい。
その他の注意点は下記になります。
<注意点>
1 クレジットカード納付が可能な税目が決められています。
(所得税、法人税、消費税、相続税、贈与税などに対応していますが、
源泉所得税は平成29年6月から対応予定になっています。)
2 納付税額に応じて決済手数料がかかります。
(納付税額が最初の1万円までは76円(消費税別)、
以後1万円を超えるごとに76円(消費税別)を加算した金額。)
3 納付ができる金額は、1,000万円未満、かつ、
利用するクレジットカードの決済可能額以下の金額(決済手数料含む)までです。
4 利用可能なクレジットカードは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、
Diners Club、TS CUBIC CARDです。
5 領収証書は発行されないので、領収証書が必要な方は、
最寄りの金融機関又は所轄の税務署の窓口で現金納付が必要です。
6 納付済みの納税証明書の発行が可能となるまで、3週間程度かかる場合があります。
7 「国税クレジットカードお支払サイト」での納付手続が完了すると、
その手続の取消しや変更はできません。
毎回納税のために銀行に行くのは面倒、という方には今まで電子納税をお勧めしておりました。
しかし、電子納税は、利用している銀行が電子納税に対応しておらず、
利用したくても利用できない、ということも。
そういう方には、今回のクレジットカードによる納付は朗報かもしれません。
また、基本的には24時間利用可能なので、いつも銀行で納付されていても、
うっかり納付を忘れて銀行が閉まってしまった!というときにも使えそうですね。