• 2022.07.13

令和4年度路線価が公表されました! 今年の傾向は?

スタッフ中本です。

コロナの新規感染者が再び急増、第7波への不安も広がる中、参院選は全議席が確定したものの、
何とも痛ましい事件が起こってしまいました。
心から哀悼の意を表しますとともに、安倍元首相のご冥福をお祈り申し上げます。

 

7月1日、国税庁から路線価が発表されました。
今回は新型コロナの影響で打撃をうけていた不動産市況にやや持ち直しの動きが出てきているようです。

 

路線価とは
路線価は、国税庁が全国の主な道路に面した約32万3000地点の土地1㎡あたりの評価額を算定したもので、
相続税や贈与税を計算する際の算定基準となる

 

今年の傾向は?
前回ブログで記載した公示地価の傾向がそのまま路線価にも連動しているようです。

ぜひこちらもご確認ください。
https://www.fukushima-ta.jp/blog/extra/7805/

 

上昇率全国トップは北海道で、4%の上昇となっています。
また、福岡も3.6%の上昇と、地方で再開発が盛んな主要都市での上昇がみられているようです。
逆に四国4県は2年連続の下落、東北地方も全6県のうち4県がマイナスと、人口減少に苦しむ地域は
厳しい状況が 続いているようです。
都道府県庁所在地では、横浜・名古屋・京都など15都市(前年から7都市増)が上昇、下落は16都市(前年から6都市減)
とコロナ禍での明暗が分かれているようです。
路線価地点での全国での最高、前年比プラス20%の上昇率だったのは長野県白馬村で、リモートワークの普及で
ワーケーション向けの物件が増えた影響のようです。
一方、大阪ミナミではマイナス10.6%と2年連続で下落率が最大となっており、これまでのインバウンド需要の恩恵を
受けてきた繁華街が未だコロナ禍からの脱却が見通せない状況です。

 

都内路線価
都内では平均で前年比1.1%の上昇、30地点で上昇ということです。
北千住駅西口駅前広場通りが5.0%、中野駅北口駅前広場前が4.9%、自由が丘駅前広場通りが3.7%の上昇となっており、
浅草が国内観光客が回復傾向にあることの影響で前年11.9%の下落から1.1%の上昇に転じたということです。
ちなみに全国トップは37年連続で銀座鳩居堂前、1㎡あたり4,224万円でした。

 

路線価の更新を受け、財産評価のアップデートを進めておりますが、福島会計では個人、法人の財産評価から資産組み換え、
相続の事前相談を承っております。 ぜひお気軽にご相談ください。

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