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  • 2014.06.04

【省エネルックから35年、進化したクールビズ】

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6月に入ってからいきなり記録的な暑さになるなど、今年も高温多湿の季節がやってきました。
弊社では6月より「クールビズ」を実施させて頂いておりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

今日はそんな「クールビズ」のお話です。
今や、夏はスーツではないビジネスマンの姿も当たり前となっていますが、この「クールビズ」はかつて小泉政権が音頭をとって2005年に始まったもので、今年でちょうど10年目を迎えます。

そもそも「クールビズ」のきっかけは「京都議定書」でした。地球温暖化の原因となる二酸化炭素などの排出量を減らすことを目指し、その一つの施策として小泉内閣が「クールビズ」導入に踏み切ったという経緯があります。

更に言うと、この「クールビズ」には前身があったのをご存知でしょうか?

石油危機をきっかけに1979年に大平内閣が取り入れた「省エネルック」です。
半袖のスーツを着用した首相の姿は当時話題にはなりましたが、見た目のインパクトが大きすぎたのとスーツを買い直さなければならないというハードルもあり、定着することはありませんでした。
その後も着用を続けた羽田元首相の姿は記憶に新しいかもしれません。

「省エネルック」から25年あまり経った2005年、新たに打ち出された「クールビズ」は、軽装をすればいいスタイルであるため一般的に取り入りやすく、すぐに定着するようになりました。
その後、震災後の電力不足も大きく影響し、ここ数年はポロシャツなどもOKとする「スーパークールビズ」なんていう言葉もよく聞かれます。

導入当初はスーツの上着を着ない・ノーネクタイといういわゆる「軽装」が基本であったクールビズも、各アパレルのクールビズ商戦もさることながら、シャツなどの機能性もどんどん高くなっていき、今年は春夏のジャケットやネクタイの売上が逆に好調だという話もあります。
決まったスタイルがないクールビズでは、色や素材なども含め様々な選択肢があるのが特徴で、導入から10年経った今では多様に進化を遂げているようにも見えます。
クールビズが今後更にどのような進化を遂げていくのか注目していくと面白いかもしれません。

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