• 2017.11.29

この手があったか!!飲食店による月額会員サービス

 

スタッフの西川です。

先日、吉野家のカウンターで「吉野家史上最大にお得な定期券」なる広告を目にしました。

 

これは、「吉野家」と、その100%子会社である「はなまるうどん」がコラボして発売した『はしご定期券』というもので、300円で購入すると、

吉野家では牛丼などが毎日80円引きになり、はなまるうどんではうどん1杯ごとに天ぷら1品無料というサービスが得られるものでした。

 

使用できる期間は約40日間で、「週1杯食べれば元が取れるのかぁ」としばし考え、購入せずにお店を後にしましたが、

非常にインパクトが残る取組みでした。

 ※現在は企画、販売していないようです。

 

このブログをきっかけに、そんな体験を思い出し、「月額会員」について調べて見ると、、、

今,飲食店による月額サービスはじわじわと広がっていることがわかりました。

 

例えば、関東に15店舗を展開する「野郎ラーメン」(株式会社フードリヴァンプ)。

同社HPによると、11/1から専用アプリを使用して、月額8,600円(税抜)の定額で看板商品3種を1日1杯食べることができるようです。

 

他にも、自由が丘のカフェ「ALPHA BETA COFFEE CLUB」(ABC Coffee株式会社)が月額7,500円(税込)で1日何杯でもコーヒーを

飲むことができ(テイクアウトも可)、六本木にある「Provision」が会員制のフレンチレストランとして月額15,000円(1名の場合)で料理と

ワインが食べ・飲み放題になります。

 

このような月額会員サービスは、“サブスクリプション”型ビジネスといいます。

これらのサービスは、以前から音楽、動画などのデジタル系サービスで当たり前となっていましたし、近年のシェアリングエコノミー

において非デジタルである自動車や空きスペースでも拡大しています。

 

飲食店に導入する最大のメリットとしては、なんといってもリピーター獲得。

新規顧客開拓に手間とコストをかけるか、一度来店した客の心を掴んで離さないかは経営戦略ですが、飲食店でこういったある種

“契約”を交わすことは今までなかなかなかったことではないでしょうか。

 

次に、安定的な収益獲得。

会員が来店してもしなくても月額を日割りした収入があることになるので、例えば雨の日に売上が少なくなったとしても

それを補ってくれる存在となります。

 

 

調べれば調べるほど、今の時代に合ったサービスだなと感じた飲食店によるサブスクリプションサービス。

皆様も、「飲食店」「サブスクリプション」で検索していただければ、意外に知られていない近場の会員サービスを発見できるかもしれません。

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