従業員の資格取得費用等を負担した場合の取り扱い
2022.06.01
【全国健康保険協会管掌健康保険料について】
平成25年度の協会けんぽの健康保険料率・介護保険料率は
据置きとなり、変わりません。
国の予算編成の遅れから、平成25年度の保険料率の決定も
遅れていたようですが、
先月20日付で全国健康保険協会のホームページにて
現在の保険料率を据置く旨が経緯とともに掲載されています。
なお、組合管掌健康保険につきましては
引上げされているところが多いようです。
協会けんぽの健康保険料率は昨年まで3年連続で引上げをし、
平成24年度は全国平均10%になっています。
なぜ、これまで保険料率は引上げがされてきたのか?
近年、医療費支出の伸びが、保険料収入の基礎である
賃金の伸びを上回っており、その差は拡大していること。
また、昨今の不況の影響により、
中小企業等で働く方々の賃金の
下落に伴い保険料収入が落ち込んでいること。
そして、高齢者医療への拠出金が年々増大しており、
これが保険料率引上げの大きな要因となっていることが
協会けんぽのホームページで説明されていました。
では、なぜ平成25年度の保険料率は据置きとなったのか?
協会けんぽでは、強い危機感のもと、
加入者、事業主の皆さまの保険料負担の軽減に向けて、
協会けんぽの財政基盤を強化するための
様々な取組みを実施する中で、
全国320万人を超える方々からご賛同の署名をいただき、
平成25年度の保険料率は引上げを回避できるよう、
各方面にお願いをされたとのことです。
こうした状況の中、
厚生労働省をはじめ関係者と調整をさせてもらい
平成25年度の保険料率は据置きとなりました。
お客様の中で協会けんぽに加入し、
給与計算をされていらっしゃる方は「本当に据置なの?」と
不安になる方もいらっしゃるかもしれませんが、
平成25年度の協会けんぽ保険料率は据置となり、
平成24年度と同率となります。
くりかえしますが、組合管掌健康保険につきましては、
引上げされているところが多いようです。
(詳細・料率については各組合にお問い合わせ下さい。)