従業員の資格取得費用等を負担した場合の取り扱い
2022.06.01
2021年を迎えて
福島でございます。
新しい年を迎えました。
令和3年の年頭に当たり、謹んでご挨拶を申し上げます。
昨年は、百年に一度と言われるパンデミックが起こりました。
日本で初めての新型コロナウイルス感染者が報告されてから既に1年が経とうとしています。
この度の新型コロナウイルスに感染された方々、感染症による影響を受けられた皆さまには心からお見舞い申し上げます。
本来であれば東京2020オリンピックが開催され、世界各国から観戦者や観光客が来日し、日本経済も活気に溢れた年になるはずでした。
新型コロナウイルス感染の拡大により開催が延期され、緊急事態宣言が発出されました。世界各地で都市封鎖が繰り返されたのにもかかわらず、世界で死亡者が急増し、今現在で190万人を超えました。久々の世界レベルでの生命の危機感を覚える出来事で、今までにはない価値観の変化が起こりました。
当たり前のことが当たり前でなくなり、ソーシャルディスタンスという概念も生まれ、テレワークを始めとする「新しい生活様式」が求められています。
またこの新型コロナウイルスにより、日本が抱えていた課題が炙り出されました。
①デジタル化の遅れ(低生産性、低成長率)、②地域格差(大都市集中)、③医療提供体制、④国と地方の権限分担の在り方など、この不確実な時代の中でどう変革していかなげればならないか、を国全体で考えていかなければならないのだと思います。
今また第2次の緊急事態宣言が首都圏に発出されました。
経済的危機はまだしばらく続くものと思われます。業種業態による差異はあるものの、さらなる悪化が予測されます。
今なお必死に経営努力を続けておられる中小企業の皆さまのご支援を昨年以上にしてまいります。
私は去年「財務再建、事業再生ロードマップ」という小冊子を清文社から発刊させて頂き、また事務所としてもHP等でコロナ関連の最新情報を情報が更新されるたびに発信してまいりました。
税理士としての公共的使命をしっかりと果たしていかなければいけないという思いを強くした一年でした。
お客様を倒産させない、廃業させない、成長して頂く、という信念をもって、これからも経営者の真のパートナーでありたいと思います。
「環境の変化に適応し、進化したものだけが生き残る」
今年はまさにそういう年になります。
私達は中小企業に元気になって頂くために、以下に取り組んでいく所存です。
第1は、withコロナへの対応支援です。
コロナ支援策の情報をいち早くお伝えし、活用できるものはしていただけるように、また環境変化に対して、新サービス、新市場の開拓等の業態転換が必要な場合には、しっかりと後押ししてまいりたいと思います。
特に資金繰り対策に重点を置いてご支援いたします。
第2に中小企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)への取組み支援です。
中小企業こそデジタル化を通じて生産性を向上させねばならないと考えます。低コストで利用可能なIT導入から始め、徐々にステップアップして、環境変化に強い、効率の良い組織に変換し、高付加価値・高品質なサービスを提供できるようになるためのお手伝いです。
福島会計では既に数年前から事務所のDX及びペーパーレス化に取り組んでおり、試行錯誤しながら進めてきた中から、成功したノウハウを提供することで、机上論ではないご支援が出来るものと自負しております。
第3に経営計画作成支援です。先が見通せないこのような時だからこそ、経営計画書を作成して欲しいと思います。
その本質は会社が中長期的にどうなっていたいか、従業員に明るい未来を示すためのもので、社長の思いを伝えるためのものです。
そしてそれを全社員で共有するために必要です。
財務再建が必要な今、一緒にそれを考えられるのは会社のすべての数字を把握している私達会計人だと思っています。
是非経営計画書を一緒に作成いたしましょう。
最後になりましたが、本年は、丑年です。
丑年は、粘り強さや堅実さを表す年と言われます。
まだ終息の見えないコロナウイルスとの闘いの最中ですが、焦ることなく、常にお客様に寄り添い、弊社のコーポレートメッセージである「Always By Your Side」を体現して参ります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。