どんな場合に必要?手続き面は?源泉徴収の対象となる報酬のあらまし
2022.03.16
早期経営改善計画作成のメリットとは?
みなさま、こんにちは。
税理士の福島です。
梅雨入り前のムシムシした日が続いていますね。
前回のブログで5月29日から「早期経営改善計画策定支援」の申請受付が開始されたのはお伝えした通りです。
中小企業庁のパンフレットのQ&Aにもありますが、早期経営改善計画を作成するメリットにはどんな事があるのでしょうか?
★メリット
・資金繰りの把握が容易になります
・自社の状況を客観的に把握でき経営課題を発見できます
・事業の将来像について金融機関に知ってもらうことができます
この点について、少し考えてみたいと思います。
経営計画を立てる前に、まず自分の会社の現状を正確に把握する事が重要です。
会社の現状は決算書の数字に表わされます。
経営者は数字をみて、そこから問題を感じとり、問題解決の方向性を具体的に見つけ出していかなければなりません。
自社の状況、特に財務の状況を客観的に把握するには、普段から会社の数字を見てもらっている税理士にアドバイスをもらうのが一番効率的だと思います。
そして会社の将来像(ビジョン)と現状とのギャップが経営課題と言えます。
その経営課題を克服してビジョンを達成するために経営計画を策定するわけです。
改めてなぜ経営計画が必要なのでしょうか?
例えば皆さんが旅行に行くときの事を考えて下さい。
初めての場所に旅行に行く時に何も計画せずに行きますでしょうか?
まずガイドブックやインターネットで旅行先の情報を調べると思います。
そして飛行機や鉄道のチケットやホテルの予約をして、旅程表を作成するのではないでしょうか?
その旅程表、つまりどこに行きたいのかがはっきりしていれば、会社で言えば事業の将来像が明確になっているので、融資している銀行にとって安心してその会社をサポートしていこうと思って下さいます。
数字の裏付けがあればなおさらです。
でも費用の2/3を国が負担するこの制度を利用して経営計画を立てても、計画に基づき実行していくのは作成するよりもハードルが高いかもしれません。
せっかく作成した計画も実行しなければ絵に描いた餅に終わってしまいます。
一番大事なのは、それを行動計画に落とし込む事です。
作成した経営計画を絵に描いた餅にしないためには、実行あるのみ!
実行した結果を検証し、次に生かすことが大事です。
実際の行動結果を管理・検証する機会を作って、Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の経営サイクルをまわすことです。
数字で言えば、発生主義によりタイムリーに数値を把握する事ができれば、資金繰りで悩まされることもなくなります。
そして数字を経営判断に生かすことが出来るようになります。
・ここのところ、資金繰りが不安定だ
・よくわからないが売上げが減少している
・自社の状況を客観的に把握したい
・専門家等から経営に関するアドバイ スが欲しい
・経営改善の進捗についてフォロー アップをお願いしたい
このようなご要望のある会社様は、認定支援機関である福島会計が計画立案から実現までサポートさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談下さい。