従業員の資格取得費用等を負担した場合の取り扱い
2022.06.01
年頭所感
福島でございます。
新春のお喜びを申し上げます。
2022年はまさに激動の年でした。
北京冬季オリンピックで始まり、日本は史上最多のメダルを獲得し、感動していたその直後にまさかのロシアのウクライナ侵攻が始まり、21世紀にこのようなことがあるのかと驚愕しました。
ようやくコロナ禍の出口が見え始め、経済回復の期待が高まっていたところへ、資源価格の高騰や歴史的な円安進行による物価高により、人々が生活への不安や不満を高める大変な一年でした。
そのような不満が安倍元首相の暗殺という不幸な事件も引き起こし、日本でこのような事件が起こったことに驚きました。
とはいえ、そんななかでもスポーツでは明るいニュースもありました。
昨年に引き続きMLBの大谷選手が2桁勝利2桁本塁打の活躍は素晴らしかったですし、日本のプロ野球でもヤクルトの村上選手が王選手のホームラン記録を超える56号を打って、史上最年少での三冠王を獲得しました。
12月にはサッカーW杯で日本が優勝経験のあるドイツ、スペインを撃破し、16強入りを果たし、勇気と感動をもらいました。
またW杯を見ていたら、国際的な人の往来が再開され、マスクを外した日常が戻りつつあるようにも思いました。
個人的なことでは、おかげ様で福島会計は昨年度創業20周年の節目を迎え、無事にパーティーを開催することが出来ました。
これもひとえにスタッフの皆様とお客様のおかげと、心より感謝申し上げます。
これを機会に事務所のリフォーム、社名とロゴの変更、社員の小島の共同代表就任もあり、こちらも激動の一年になりました。
「初心忘れるべからず」というように、創業20年を迎え、また新しい年を迎えて改めて思うのは創業当時からの想いです。
それは「理念」に掲げる「私達はお客様と共に成長、発展し、関わる全ての人の夢と幸せを実現します」という事です。
私は社員の物心両面の幸せが会社の成長の源泉であり、社員がやりがいを感じられる仕事ができるからこそ、お客様が満足して頂けるサービスを提供できると信じています。
そして我々のご支援で中小企業に元気になってもらうことで、社会に貢献することが経営の目的であると改めて思っている次第です。
中小企業は、売上や、経常利益率、自己資本比率など、もともと課題が多いのですが、それは経営者の能力の問題だけではなく、そのような課題を抱えた中小企業にダメージを与えたコロナ感染拡大の影響による経営環境の厳しさがあると思います。
しかし多くの会社はコロナ特例貸付(いわゆるゼロゼロ融資)を活用して何とかしのいできました。
しかし今年はその返済猶予が終了し、返済が始まることになります。
という事は、これから多くの会社が廃業や事業承継を検討することになるでしょう。
倒産も増えるかもしれません。
それでも私達は顧問先の会社が倒産しないようにしっかりとご支援していかねばならないと思っています。
そのためにはまず中小企業の経営者が財務を学び、財務リテラシーを高める必要があります。
それが今期の我々のテーマである「数字に強い経営者を育て、正しい経営に導く」という事になります。
今、中小企業が生き残るために必要なことは自社の会計数字を経営に活かし、高収益化に向けた事業構造を構築できるかどうか、です。
そして中小企業であっても高賃金を実現していかなければ、日本経済は復活できないと考えています。
昨年、経営者及び後継者のための経営者塾を開催致しましたが、経営と財務を学ぶことで経営者の意識が確実に変わることが検証できました。このような取り組みも地道に続けて行きたいと思っております。
さて、2023年の干支は「癸卯(みずのとう)」。癸卯は、「寒気が緩み、萌芽を促す年」。
厳冬が去り春の兆しが訪れたことを表していると言われています。
コロナ禍以降、停滞した世の中に希望の光が見えてくる中、これまで積み重ねてきた自身の力が試される年であるとも示唆しています。
今年こそコロナ禍から脱却し、景気回復を実感できる一年となることを期待したいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。