従業員の資格取得費用等を負担した場合の取り扱い
2022.06.01
ビットコインと確定申告
福島会計の小島です。
年末に差し掛かり2017年も残すところあとわずかです。
今年もいろいろありましたが、特にビットコインを巡っては分裂や高騰など様々な話題が世間を大いに盛り上げました。
昨今の価格高騰を受けて、ビットコインを売却して利益を確定させたり、ビットコインで買い物をされた方も多いと思います。
実はこれらの方々は確定申告が必要になる、ということはご存知でしょうか。
市場規模の拡大に伴って、最近になってやっと仮想通貨に係る法整備も進み、税金での取り扱いも徐々に明確になってきました。
ビットコインなど仮想通貨の売却などで得られた利益については、所得税の課税対象となります。
この利益は「雑所得」として取り扱われることになりますが、「雑所得」が20万円を超える人は確定申告をする義務があるのです。
ビットコインを売却して利益を得た方は、最近の相場から、ほぼ間違いなく「雑所得」が20万円を超えることになるでしょう。
このような方々は当然確定申告が必要となります。
それではビットコインで買い物をされた方はどうなるのでしょうか。
実は買い物をした方も、「雑所得」が20万円を超え、確定申告が必要になる場合があるのです。
例えば20万円で1ビットコインを購入し、その後1ビットコインが100万円まで高騰したとします。
その1ビットコインで100万円の大型テレビを購入したとしたら、80万円の利益が得られたことになります。
このようなケースも「雑所得」が20万円超となりますので、やはり確定申告が必要になってくるわけです。
どのような場合にいくらの「雑所得」が発生するのかなど、詳しくは国税庁が出しているこちらのページをご覧ください。
https://www.nta.go.jp/shiraberu/zeiho-kaishaku/joho-zeikaishaku/shotoku/shinkoku/171127/01.pdf
ビットコインで儲かった!と浮かれている方も多いと思いますが、申告漏れなどないようご注意ください。
まずは当社までご相談頂けると幸いです。